どのようなお産を選択するか?
昨日、1年前に助産院で出産した親子2組が見えまして、午後の外来もないことから、初めてお蕎麦屋さんに配達をお願いしました。お産の話や子育ての話、ママランチ会の話、楽しい時間でした。
助産院で自然分娩をした後に、無痛分娩をした友人を見舞った後、「痛い陣痛を経験した自分のお産が間違っていたのか?」という錯覚にとらわれたママ。あららら…
どんなお産をするか?ママが決めることで、陣痛の痛みを感じずに快適なお産をしたから正解!とも言い切れず… それは、いろいろな経験や知識の積み重ねから決定していくことです。
結果的に、赤ちゃん元気・ママ元気 その人らしい育児のスタートが切れればよい事。助産院での出産の経験や見学すらしたことのない方が、「畳で産むから何なの?安全が第1よ!」そんなことみんな解っています。
今も昔も、産み場所が、助産院だろうが大きな病院だろうが、お産は一人の女性が身体を張って、命を懸けて赤ちゃんを生み出すのです。女性の身体のすごさを知らないと「安全第1、畳がなんだ」といえるんですね~
ここで誤解無きを。助産院が良いと断言しているわけではありません。
自分の体の変化に驚き、受け入れ。そして女性の持つ本来の力を発揮して、自然なお産にトライ。無事に赤ちゃん・ママともに元気にニコニコ、そして体のダメージも少ない。お産後、痛み止めを飲まなくてもよい。こんなお産ができる女性はそう多くないのです。そのためのママ自身の努力・そして私たち開業助産師の二人三脚。大変ですが充実感のすごい事! この経験をしてもらえるママさんが増えてくると、少子化問題~環境問題まで片付きそうな気がしています。
素敵なお産!何をもって素敵? 一人一人違うこと! それぞれのお産をたたえあいましょう
って言って、母子手帳を見たときに、「このママさんにとって、もっといいお産はなかったか?」と考えてしまう私、やめよう!関係のない施設でのお産の事まで考えるのは… 集中集中!
梅雨明けしていないのに、熱い毎日です。授乳中のママさん、脱水に注意ですよ